父の癌との闘い~病状・症状の経過

日々の出来事や病状、通院の記録を残していました。それらをこちらにまとめ、記載しています。

2003年9月
年月 病状・症状 メモ
1日 クリニックで診察。 恭平に突然血尿が。腫瘍が小さくなった矢先なのに。

慌てて動物病院へ行くが「癌が転移をしていたかも」といわれる。

抗生剤で治療をすることに。


食欲もあるし、散歩へも行く。おしっこの色も正常に近くなってきた。

父が「腫瘍があってもいいんだ。大きくさえならなければ」と言ったことがあるが、今は私は父と同じ気持ちだ。
恭平の体に癌があったとしてもいい。大きくさえならなければ。
2日 外は暑いので、ショッピングセンターの中で歩きたいと言う。欲しいものを買ったり、マッサージの機械を試したりした。父は穏やかそうな表情をしている。このまま体力がつけば、ある程度元気になれると思っている
3日 激しい痛みあり。座薬で落ち着く。(ボルタレン座薬)
4日 昨日より痛みはひどい。救急車を呼ぶつもりでいたが、座薬で落ち着く
5日 6:00痛みが出る。  9:00ボルタレン座薬 = 効果なし  10:30再度ボルタレン座薬
私は直ぐにがんセンターへ痛み止めを処方してもらいに行く。時間外だったが、KK主治医が受付を通るようにしてくれた。
3時ごろクリニックの主治医が往診。MSコンチンを使っているが、その量を増量した。がんセンター出身の先生なので父は信頼している。
17:00ディロテップ・パッチを使う
18:00増量した後、眠気がひどい。 意識の低下あり。副作用と思われる。
★クリニックではモルヒネ系の痛み止めは処方していない。そのためがんセンターに私だけ診察を受けに行き、痛み止めを処方してもらう。どちらにしろこの日はがんセンターで、抗がん剤3クール目を点滴する予定の日だった。「痛み止めを使い痛みが治まったら検診に来ればよい。無理はしないように」とレスキューを処方してもらった。(レスキュー=モルヒネ系のお薬を常時使っている場合でも、突然出る痛が出る場合に対して使うモルヒネ系の痛み止め。効果持続時間は2~3時間。服用後効果が出始めるのに30分程)
6日 9:00発熱 38℃  ボルタレンを使用し熱は下がる
おかゆを食べようとするが食べれず
19:00痛み
7日 6:00痛みはじめる      8:00レスキュー       
14:00痛みはじめる  14:00レスキュー
痛みは落ち着くが、どうやらトイレに起きると痛みが激しくなるようだ
8日 8:00痛み  吐き気  レスキュー   食欲ないので、エンシュア・リキッド2本だけ
9日 8:00痛み、吐き気   12:30レスキュー    21:00傷む前にレスキュー使用
どうやら痛みは動く事をきっかけに激しく出るようだ
手持ちの痛み止めが無くなったため、私一人でがんセンターへ
10日 6:00痛み ボルタレン     9:00痛み  レスキュー     14:00痛み レスキュー ソファに座ったら痛み出した。横になると治る。
痛みが無いと、食欲もあるし、元気もあると言う。痛みさえ無ければ・・・とつぶやいた父をなんとか助けたいが
おかゆ、コーンスープ
11日 6:00痛み ボルタレン   8:30痛み レスキュー 治まらずもう一度レスキュー    9:20少し痛みが残っているが、我慢できるぐらいと言うことで様子見   夜中に薬が切れたので、がんセンターに電話して時間外だが薬を処方してもらいたいとお願い。前の主治医が電話に出て「明日主治医の診察を受けなさい。主治医の判断なしで薬は出せない」といわれた
12日 4:00痛み  レスキューが切れたので、ボルタレンで対応。なんとか治まっている  
父は検診に行かないと行けないと知ってはいても、痛みがあるために行けない。しかしこの日は何とかなりそうだからと言うことで、父を連れてがんセンターへ。診察を待つ時間、ベッドを借りて横になっていた。
父は横になって痛みが無いと、元気そうだ。父と一緒に待つ間、私を気遣う言葉を言う。「寝ていれば大丈夫だ」と言った父の言葉の響きの中に「申し訳ない」という気持ちを感じる。
父が父らしく振舞う瞬間だ
診察で、痛み止めの基本になるMSコンチンの量を増量。痛みがあるうちは治療は中止
排尿が自力では困難らしい。
毎日動物病院へつれて行き、排尿をしてもらうことに。


いつものように動物病院へ恭平をつれて行ったら、父から携帯に電話がある。「点滴が終わりそうだが、どうやって点滴をはずしたらよいか判らない。どうしたらいい?」ということだ。
私は父の点滴を外すのを忘れて動物病院に来てしまった。父も母も慌てたらしい。
このとき、自分が結構冷静なつもりでいても、案外取り乱しているのだと思った。


恭平の脊椎の直ぐ横辺りにこぶを発見。よく見ると後ろ足の動きが悪い。このままでは半身不随になるかもしれない。恐怖が襲う。
13日 体調が良くない。昨日がんセンターへ行き疲れたはずなので、様子を見る。食欲なし
痛みは落ち着いている
14日 9:00痛み レスキュー     10:30ボルタレン     11:00痛み レスキュー
14:00痛み ボルタレン
夕方から体調はとてもよい。痛みも無いし、起き上がってテレビを見ている
15日 8:30痛みが出る前にボルタレン   10:30レスキュー 痛みは治まらない。30分経過した 11:00レスキュー使用。痛みは治まる        14:00パッチ張り替え
痛みなし
おかゆ、からあげ、牛乳
16日 昨日から今朝の7:00まで痛みなし。    7:00予防的にボルタレン
8:00レスキュー  ←トイレに起き上がり痛みが出る。やはり痛みは動くと出やすい。
又、神経は朝方6:00ごろに活発に動くと言うが、そのためだろうか?朝の6時前後に痛みが出る場合が多い
私一人でがんセンターへ。レスキューを処方してもらう。レスキューの飲み方や痛みに関してをがんセンターの薬剤師さんが色々と教えてくれた。痛みはやはり動いたときに出たり、この体勢は痛みが無いが、この体勢にすると痛みがあるというものらしい。多くなった癌が神経を圧迫するため姿勢を変えるとその癌が神経を圧迫する。
17日 6:30 痛み出す  7:00に痛み止め追加
10:00にレスキューを使う
ずっと痛みが無かったが19:00に食事のために階段を下りてきたら痛み出した